現在、株式会社INOHでは「KIFF」というリアルな世界の寄付(投げ銭/チップ)サービスを開発中です。
今回はこの「KIFF」についてお話させて下さい。
Why: なぜ「KIFF」なのか?
「誰かのために力を尽くすこと」
「何かに精一杯打ち込む姿で人を元気にすること」
こんな価値ある行動を世の中にもっと増やすにはどうしたらいいのか。
目に見えない「感謝」や「応援」を目に見える“お金”で送れるような仕組みをつくる。
これが私のこたえです。
全力で頑張るだけでは実現できない夢を、お金が助けることは確かにあります。お金によって示せる感謝も確かに存在します。KIFFはこのお金の流れを作り出そうとしています。
世の中の製品やサービスは価格が決まっていますが、同じものでも大きな価値を感じる人もいれば、小さな価値しか感じない人もいます。もちろん全く価値を感じない人もいます。つまり、価値を感じた人の数や送られた金額はその行動の真価を伝え、本当に価値ある行動を探す手がかりにもなります。
とは言っても、感謝や応援は時に打算的です。価値ある行動に対するお金のやりとりは、新しいコミュニケーションの形を作るかもしれません。
誰もが広報や広告で自分の行動をアピールできるわけではありません。それでも、そこに価値を認めた多くの人々が「感謝や応援」を送ることができる世界を実現し、世の中をポジティブにスピードアップさせていきたいのです。
How: どうやって実現するのか?
KIFFは、行動をとった人と“それ”に価値を感じた人を素早く繋ぐことで、その瞬間の「感謝」と「応援」のKIFF(=寄付・お金)に新鮮なメッセージを載せて、行動した本人にお届けします。
多くの人が身につけているスマートフォンのアプリを介して、QRコードやマップ、音楽やビーコンなどのリードからKIFFを送ることが可能です。
KIFFを受け取る側は様々な方法でリードを準備できます。
- 商品や名刺、Webサイトなどに「KIFF用のQRコード」を掲出
- お店や会場、ステージを「KIFFマップ」にアップ。現場に「KIFF専用ビーコン」を設置
- 音楽作品をKIFFのリードとして登録
受け取ったKIFFはさらに別の人にKIFFしたり、金融機関を通してキャッシュに変換することも可能です。
What: それは何なのか?
これらを実現するのが「いつでも、どこでも、だれにでも、いくらでも寄付できる」サービス。
KIFFです。
目指しているのは電車で席を譲ってもらった時に、KIFFでお礼できる世の中です。