ダニエル・ピンクの「モチベーション3.0」を読んで本当に納得した。
「やらなきゃならないこと」=「やりたくないこと」
逆に言えば、「やりたいこと」だけをやれば良いのでは、と僕は思う。
どんなに楽しいことでも、「やらなきゃならないこと」になるとやる気が失せる。
旅行も仕事になるとモチベーションが下がる。書籍(モチベーション3.0)の中では、画家にテーマを注文して描かせた作品よりも、自由に表現させたものの方がクオリティが高かったという例が挙げられている。
旅行、芸術でもそうなのに、一般的な仕事だったら尚更だろうと思う。
これがストレスにつながって、成果が上がらないってのは納得する。仕事の場で「当事者意識」という言葉が目標の一つに挙げられてしまうのは仕事自体が「やりたくないこと」になってるからに他ならない。
だから、マネジメントには様々なモチベート手法が導入されるし、仕事の仕方や目的意識を工夫してセルフモチベートする人が多いんだと思う。
学校教育も同じだ。義務教育が整備されればされるほど、細かいところまでやらなきゃならいことが指定されて、小中学生のやる気は削がれる。学校教育が整備されていない国の子供たちの方が学習に対する興味が強いのは、当たり前だ。
でも、自分が思うに、初めから「やりたいこと」をやっていれば、ストレスもないし、マネジメントの工夫やセルフコントロールも不要になると思う。やりたいことがそんなに簡単に見つからないってのはわかる。でも、だとしたら「やりたいこと」を探す努力もしてないんじゃないかっていうのが、自分の感覚だ。
小・中学生にも自分で学びたいことを探す感覚を身につけさせるような仕組みを作ると、なお良いと思う。
自分は、大人に向けて、そんな仕組みを身につけさせるサービスを作っていきたい。