これからは自分のスキルを磨く必要性があると思う

これからの時代は一人一人が自分のスキルで生きていかなきゃいけない時代が来る。

そんな時代が来た時に、路頭に迷って、誰かに助けを求めて、何もできない存在にならないためには、しっかりと自分のできることを持ってなくてはならない。

 

スキルで生きなきゃならない時代が来ると思う理由は大きく3つ。

  1. 健康寿命が伸びる
  2. 社会保障が頭打ちになる
  3. 技術の進歩が雇用を奪う

1.健康寿命が伸びる

一つ目は明らかで、もちろん悪い話じゃない。医療の進歩の賜物だと思う。現状の健康寿命は男性:82歳、女性:85歳とのこと。

しかし、60歳または65歳の定年制を敷く企業は多く、少しずつ定年制撤廃の動きはあるものの、本当の意味での終身雇用が定着し、様々な課題をクリアして安定的に稼働するには、まだまだ時間がかかりそう。

また、企業が高齢層を抱え続けるということは、純粋に従業員が増え続けることになる。企業内の世代循環は膠着し、若年層の就職枠を狭める。増え続ける従業員に給与を払い続けるために、顧客よりも雇用を優先しなきゃならない場合も出て来る。これはイノベーションのジレンマをより深くする。

もちろん従業員が増えればその分収入が増え続ける事業モデルならいいが、単に従業員が増えて収益が変わらなければ、それぞれに分配される給与水準は下がり、更なる景気悪化の懸念もある。

書いてて少し怖くなったので補足すると、高齢者を切り捨てろと言ってる訳じゃなく、組織に依存しない働き方ができる人が増えるとこう言った自体が避けられると自分は言いたい。念のため!

 

2.社会保障が頭打ちになる

殊、年金に関してだが、制度立ち上げの頃は全人口に対する65歳以上の割合が6.3%だったのに対して、2012年には24.2%、2050年には38.8%になると言われている。

簡単にいうと、昔はおじいさんおばあさんを若者9人で支えてたのに、2012年には若者2.5人で1人のおじいさんを、2050年には若者1人で1人のおばあさんを、経済的に支えなくてはならない状態になるということ。

単純に無理なのがわかる。システムが少子高齢化という時代に合ってない。

でも国の解決策は「『年金制度』の抜本改革」ではなく「『税制』の抜本改革」

組織人として勤め上げて、退職した時にもらえるお金は無いと思った方が良さそう。

その時になって自分がお金を稼げる術やスキルを持っているか、持ってないかは大きな境目になることは明らか。社会のシステムは今、頼って良いほど堅固なものでは無い。

 

3.技術の進歩が雇用を奪う

技術は日進月歩で進歩している。実際、歴史の中でも数々の職業が技術の進歩によってなくなってきた。馬子とか切符切りとか、挙げたらキリが無い。この現象は今後も続くと思う。

今も掃除ロボットや自動レジと言ったシステムが世の中で一般的なものになりつつある。生活を豊かにしようとする技術の進化は、人を楽にしようとする。人の手を煩わせないということは、人がやることがなくなるということ。

もちろん全ての仕事がなくなるとは言わないし思ってない。新しい仕事もどんどん生まれてくると思う。(「AIが!AIが!」とワーワー言ってる人もいるが、AIの進歩に限らず常に起きてること。)

でも、組織の中で言われたことしかやってこなかった人が、その言われていた仕事を「技術の進歩」に奪われた時、何もできない人になってしまう懸念はある。実際、そう言った理由でのリストラが昨今、発生している。

少し、技術から逸れるが、外資企業の傘下に入った日本企業は従業員の成果を数値で管理するようになり、生産性の低い社員や組織は効率の面から切り落とされる事例もある。

野に放たれて1人になる可能性は常にある。1人になった時に自分に何ができるかを問うて返ってくる答えがあるか。

「無い」という状態は非常に危険。だからこそ自分のスキルを身につけるべきだと思う。

 

今、まさに今、直面している問題では無いから実感は湧きづらい。

すごい革命的な雇用方策と、天才的は社会保障改革で上に書いたような問題が実際には起こらないかもしれない。

でも、その可能性に賭けるよりも、いざという時のために自分を鍛えるのが良いのでは無いかと、僕は思っている。

 

 

 

ちょっと言わせて! 〜「時間が無い、お金がない、子供を守らなきゃならんから無理」という人に反論〜

 

「時間が無い、お金がない」とおっしゃる方へ:

この人たちは明らかに実行力が不足してると思う。実行力は実はすごい能力。誰もが持ち合わせているものでは無い。

やりたくない時、少し休みたい時、判断材料が不足している時、費用対効果が見えないとき、そんな中でも実際に行動できるのが実行力。これを維持し続けるのはとても大変なことだが、これを続けるだけで周囲の人との経験、能力の差が大きく開いていく。

行動を起こす時にはメンタルリスク(失敗したら笑われる。。)や経済的リスクに討ち勝たなくてはならない。このハードルは本当に高い。「やらなくてもいい/できない」を正当化する最もらしい言い訳を作るのは簡単。

世の中でスターと呼ばれている人や、大きな成果を出している人はこの能力にとても長けている人と言っても過言では無いと思う。

 

「子供を守らなきゃならんから無理」とおっしゃる方へ:

最初に断ると、自分は子供がいません。が敢えて。

子供は親の背中を見て育つ。我が子に一番近い大人は親。その親の生き様が、子供が学ぶ「生き方」のスタンダードになる。子供に夢を託すのであれば、まずは自分で体現しなくてはならないと思う。

 

 

少し攻撃的な文書になりましたが、思ってることです。エッセイですw

もし、最後まで読んでくださった方がいらしゃったら本当に幸甚です。ありがとうございます!

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